焼山寺への道
2008年8月5日更新
『水曜どうでしょう』四国八十八ヶ所3の最終週において、大泉さんが反乱を起こし、真夜中に狭い山道を焼山寺を目指すエピソードがありました。
キツイ、わびしい、過酷な四国八十八ヶ所のロケ終盤の出来事です。
それまであまり良い事の無かった四国八十八ヶ所の旅において、ロケ最終日、昼の飛行機出発までの半日の間に、北海道からやってきた助っ人 B級グルメの達人こと TEAM NACSリーダー 森崎博之さんの案内で、香川のうどん屋巡りをする事を計画します。
その為、ゲンゴロウ藤村D、すずむし大泉らは何とかこの日じゅうにお遍路ロケを済ませてしまおうとします。
半日で徳島の23寺を巡らなければならないのですが、その中の難関となる第21番 太龍寺、第20番 鶴林寺、そして第12番 焼山寺の3寺をなんとか行かずに済まそうとゲンゴロウ藤やんがあの手、この手でやりすごそうとするのです。
第21番 太龍寺はうどん屋で夕食を採った為に、ロープウェイに乗れないと言い訳し、しぶしぶ第20番 鶴林寺には行くものの、最後の難関、第12番焼山寺はなんとしてもやりすごそうとします。
しかし、高知足摺の金剛福寺でずるをしたばっかりに、一番行きたかったうどん屋「いろりや」に行けなかった大泉さんが、ここで番組史上初めて自らの意思で焼山寺に行くべきだと宣言するのです。
「幽霊が出るぞ!」
「妖怪が来るから!」
とおびえるDをどやしつけ、紆余曲折の結果、暗く難所続きの山道を焼山寺への道を辿るのでした。
以前、昼間に車で走ったのですが、雲辺寺や横峰寺に比べると、焼山寺への道は、そう大変なルートではありませんでした。
強いて言えば、途中の数キロが恐ろしく狭く、片側は山肌、片側は深い崖の箇所が厳しかったと感じたくらいです。
どうでしょう班が恐怖におののくほどの道、やはり夜間ならよっぽど酷いのか?
4月12日に徳島県のお遍路をしたついでに、検証の為、太龍寺まで行った後、焼山寺近くの温泉、神山温泉に行きました。
実は妻娘には内緒にしていましたが、帰り道にあの焼山寺へのルートを走覇するつもりだったからです。
バレずに計画を実行するには何か必然を装う必要がありました。
神山温泉は、丁度遅い桜が満開で、露天風呂からの眺めは最高。
温泉も素晴らしく、すっかりくつろぐ事が出来ました。
さて、鋭気を養っていよいよ出発です。
果たして、焼山寺への道を夜間走るとどうなのか?
結論から言うと、四国の道を走り慣れた者にとってなんて事はありません。
狭くてカーブの厳しい道を走るだけの話ですから。
対交車が来る事だけが、若干心配でしたが、真夜中にこんな道を走る物好きはほとんどいないので全く問題ありませんでした。
残念ながら、やっぱり、どうでしょう班は運転下手なのでしょうね。
北海道で運転慣れてたら仕方ないのかなぁ。